設計・デザイン部門は、お客様から頂いたラフスケッチから什器を製作するために図面を作成します。
製作は、図面を製作部門に渡したときから全員が頭に入った状態になって作業に入ります。
ですから、職人さんが図面を見て、できるだけ作業しやすい図面を作成することを心がけています。
ですが、ときには図面に誤差が出るときがあります。普通だとそのまま作業してしまうのですが、気づいた職人がその誤差を直して製作作業をしてくれます。
また、職人からのアイデアで、図面に少し手が入る場合もあるのですが、これは全員で良いモノ作りをしようという思いがあるからです。
これも、鎌田製作所が什器の品質を高くしている理由のひとつなのです。

わたしたちは、大量生産で作っておらず、すべてが特注によるオンリーワンのものを製作しているため、一つひとつが手作りです。
鎌田製作所のほこりは、精度の高さです。鎌田製作所の職人は0.何ミリという精度で誤差を縮めていきます。
わたしたちは、ひとつの什器をすべてひとりで作っているのではなく、社員とパートナーさん連携で製品を作り上げます。ですから、丁寧できれいな製品が早く納品できるのです。
鎌田製作所は、まさに下町の工場です。鎌田製作所のたましいをもった職人全員とパートナーさんが同じ思いで良いモノを今日も作っています。

弊社では平成10年より木工部を新設して以来、木什器も多数ご注文頂いております。
金物業界では珍しく、金物と木材を融合させた什器も得意としており、金物部門と木工部門のチームワークは当社の自慢でもあります。部門が違ってもお互いに仕事内容を理解し、手伝いながら製品を完成させていきます。ときには什器の形状によるほんの少しの誤差を木工部門が修正し、金属加工でピッタリ合うこともあります。お互いが頭の中に設計図が入ってり、共有しているからこそできることなのです。

木材加工、金属加工などの製作が終了し、ほぼ完成した製品の細かい部品をここで止めていき、キズや破損がないかなど細かくチェックしながら丁寧に梱包していきます。
この部門でも設計図を確認しながら作業に当たっています。鎌田製作所のプライドは品質の高さです。
ここでも機械が組み立てるのではなく、人の手で一つ一つ作業を行っています。

什器を製作する上で重要な仲間がパートナー様です。わたしたちの工場ではどうしてもできないところをいつも補っていただいています。
メッキや一部の加工は、パートナーさんにお願いし、わたしたちの什器は完成しています。